■ PROFILE
1982年生まれ、大分市出身、ロンドン在住。東京の大学卒業後、語学習得のため渡英、2年6か月経過。ただ今勉強中。
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第九便 ロンドンは踊る
ロンドンでは6月から8月にかけて、さまざまなミュージックフェスタが開催されます。だいたい一つのイベントは、日本のロックフェスのように何日間か連続で行われ、もちろんロンドン以外の都市でも開催されます。
ロンドンで今流行ってるジャンルと言ったら、一番はテクノでしょうか。「イギリス=ロック」のイメージが強いですが、今若い人たちが一番聞いている音楽はテクノだと思います。もちろんロックのイベントもあるし、レゲエも大好きです。ただヒップホップは中学・高校生くらいの子たちぐらいしか聞かないせいか、こういう大々的なイベントはあまりないかもしれません。

先日、友達と行って来たイベントはもちろんテクノ。もーホンット人がごった返して大変だったんですが、みんな会場近くでテントを張って寝泊りしていました。要するにキャンプチックにです。と言うのも3日連続で開催されるイベント全てに参加したい人たちは近くで野宿をし、また翌日のイベントに参加するのです。チケットも3日券があり、3日通しで約£100くらい。もちろんイベントによって異なるし、超有名DJが登場する日は高かったりします。
実際のイベント中は、みんなホントすごい。もう狂ったかのように踊りまくってます。流れてる音楽に合わせて、近くにいるヤツと勝手にダンス対決始めちゃってる人たちもいるし、テキーラのボトル何本も持ってきてる人もいるし、シャツ脱ぎだすお姉さんいるし……。ありがとう! とにかくすごいのです!! まぁ行ったら楽しまないと損ですからね〜。
ロックフェスティバルは行ったことないんですが、93年から始まった『MELTDOWN・FESTIVAL』が有名。毎年違った大物ミュージシャンがディレクターを務め、出演ミュージシャンをセレクトするそうです。過去にはDAVID BOWIE、MORISSEY、PATTI SMITHなどが監修したことがあるそうな。これもおもしろそうなんだけどチケットの入手が難しいみたい(泣)。
ロンドンのクラブシーンについても少し話しましょう。クラブで流れるジャンルもやはりテクノが主流。ほかにはハウス、ジャズなども多いです。もちろんクラブではサマフェスのようなバカ騒ぎっぷりはないんですが、それでもやっぱみんな激しく踊ってます。日本と違うのは、エントランスでお金がかかることがほとんどなく、ほとんどタダです。あと、あまり隅っこでまったりしてる人がいないってコト。PUBとクラブが合体したような店もありますが、そういうとこは別なんですけどね。
僕も大分のBOYCEでイベントを開いたことがありますが、友達についてきただけで、踊るのが恥ずかしいって言う人、何人か見たことあります。もったいなーい! 外人さん、みんな音楽大好き、お酒大好き、アーイエー!って感じです(笑)。都町のFreedomはまだ行ったことありませんが、行ってみたいなー。
あ、それと日本と決定的な違いがもうひとつ。服装。これは大事です。店先にはかならず黒人のマッチョなセキュリティが立っているんですが、そこで入店拒否されちゃう場合があるんです。キャップをかぶってたり、スニーカーだったりすると「はい、ダメ」って。日本人だとやや若く見られがちなのでIDの提示を求められたりも。店側も店の雰囲気を大事にするためか、こういう点はとても厳しいんです。遊びに行くときは気をつけて。
イギリスでは今年7月から、すべてのレストラン、カフェ、クラブなどで喫煙することが違法となりました。間違って店内でタバコ吸っちゃったりすると即追い出されるので要注意です。
日本もそうですが、ロンドンの音楽シーンも今後チェックして行くともっとおもしろくなりそう。
BYE!!
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