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第一便
「ロンドン・メシスタイル」
第二便
「PUBの愉しみ」
第三便
「ロンドン休日スタイル」
第四便
「ロンドンといえば音楽」
第五便 
「ノッティングヒルの休日」
第六便 
「イギリスのキホン」
第七便 
「フランスの日本人」
第八便 
「プレミアリーグ初観戦!」
第九便 
「ロンドンは踊る」
第十便 
「ロンドンの公共の足」
最終便 
「無事生還です」
   

■ PROFILE
1982年生まれ、大分市出身、ロンドン在住。東京の大学卒業後、語学習得のため渡英、2年6か月経過。ただ今勉強中。

第十便  ロンドンの公共の足

 みなさんどうもこんにちは! いよいよ日本へ帰国してしまう日がまもなくやってきます(泣)。このコラムを読んで、ロンドン行きてー!!ってふうになってくださった方はどのくらいいるのでしょうか。そういう方たちがたくさんいらっしゃると、なんだか嬉しいですね。



 ということで今までもロンドンの様々なジャンルから様々なことを書いてきたワケですが、ロンドン内を移動するにあたって、切っても切り離せないのが交通手段。車やバイクを持ってなかったら、ほとんどの人たちの移動手段はバスか地下鉄です。ロンドンの地下鉄は複雑で分かりにくく、すぐ困惑してしまう〜なんていわれていますが、東京の地下鉄を乗りこなすことができればどーってことはないです。駅構内や電車内の雰囲気はどうかというと、ん〜まぁ一言で言うと汚い(汗)。駅の清掃員もちゃんといるんですが、なぜか汚い。路線というか、電車の走っている地域によるんですけどね。汚いと言ってもゴミが落ちてるとか新聞がたくさん捨てられてるって程度です。 

 市内ではフリーの新聞が毎日配られています。政治やスポーツ、芸能とかまで載ったちゃんとした新聞。無料配布なので多くの人がこの新聞を手にするんですが、配られ始めるのが夕方の帰宅ラッシュ時刻なわけで、電車の中で読み終わっちゃった新聞はその場に捨てられていっちゃうってスンポーです。英語の勉強にも結構使えます。

 まぁそれはいいとして、電車の中は狭い(汗)。人間がみんなデカいのになんで狭いんだろうって思います。車内の電気もたまにチカチカ点いたり消えたり。よく映画に出てくる電車のシーンみたいな。時には電車の中で楽器を持って歌っている人がいます。ロンドンではそこまで多くはないんですが、スペイン、フランスなんかではこういう人たちが多く見られ、電車の中の人たちからチップ(小銭)をもらうのが目的の人たちです。いい音楽だなと思ったら少しの小銭でもいいのであげるととても喜ばれますよ。日本ではこうやって歌ってる人なんかはいないので、最初のころは新鮮でした。むしろ日本の電車の中でやってたら「迷惑だ」って怒られちゃいますもんね。ん〜悲しい。ある程度地下鉄の路線を覚えるのには時間かかるかもしれないけど、駅の切符を買うマシーンの近辺に無料でもらえる地下鉄マップがあるので、それがとても便利です。今でも使うときあります。

 それから、ロンドンバス。電車だと行けない場所でもバスなら行けるってんで、誰でも乗ります。しかも24時間やってるので、かなり使用頻度は高め。ただ電車と違って、車内アナウンスが流れない。今自分がどのへんにいるのかというのが、慣れない地域で乗ると分からないのが難点。バス停それぞれにバス停の名前はついてるんだけど、その表示が見えるのはバス停に着いてから。こっちのバスは、乗るときもそうですが、降りるときに車内のボタンを押して、運転手に自分が次のバス停で降りることを知らせないといけません。じゃないと、フツーにバス停通り過ぎちゃいます(笑)。乗る時はバスが来たら手をあげて、「止まって〜」って合図を出します。だからバスを乗りこなすのはちょっと難しいんですけどね。使えるようになるとホント便利です。オススメはもちろん2階建てバスの2階に乗るコトです(笑)。

 そうそうこれは知っておいて欲しい。地下鉄・バスどちらにも共通することなんですが、「オイスターカード」。東京や大阪で言う、スイカやイコカのようなカード。これを持っておくとかなり乗車賃がお得になります。現金で払おうとするとかなり割高。なのでそのオイスターカードで現金をチャージしておけば、どこでも割引されて観光するにも超お得です。最初のウチはこのシステムを知らなくてかなり損しました((汗)。そのカードは駅窓口で£3くらいで買えます。必要なくなればカードと一緒に払い戻しも可。それをゲットしてロンドンを楽しんじゃえー♪