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第一便
「ロンドン・メシスタイル」
第二便
「PUBの愉しみ」
第三便
「ロンドン休日スタイル」
第四便
「ロンドンといえば音楽」
第五便 
「ノッティングヒルの休日」
第六便 
「イギリスのキホン」
第七便 
「フランスの日本人」
第八便 
「プレミアリーグ初観戦!」
第九便 
「ロンドンは踊る」
第十便 
「ロンドンの公共の足」
最終便 
「無事生還です」
   

■ PROFILE
1982年生まれ、大分市出身、ロンドン在住。東京の大学卒業後、語学習得のため渡英、2年6か月経過。ただ今勉強中。

最終便  無事生還です

 あちゃー! きちゃいました。ついにこの時がっ!! 今回で最終便です。
今まで読んでくださった方々、本当にありがとうございます。素人ながらに書き続けましたが、みなさんにイギリス・ロンドン、はたまたヨーロッパという国々がどういうところか少しでもお分かりになって頂けたでしょうか?最後の締めくくりは……やはり今や世界語と言われる英語、Englishについて書いときましょう!

 

 ボクが最初にロンドンに来たころは本当に英語が話せなくて、友達も全然いなくて、今後どうしてこの地で暮らしていけばイイんだって、それは大げさかもしれないけど、それくらいダメダメでした。中学・高校の英語のテストの点も並みかそれ以下。そんなボクでも今ではフツーに話せるようになりました。数学とかはホント、マジムリーな感じですけど、英語とかって頭が良い悪いってまったく関係ないと思います。

むしろ最初っから、からっぽの方が色々と吸収されやすかったりもするかも。英語で何が一番大事かって言うのは、発音とコミュニケーションだってしばらく住んでいて感じました。
 日本の教育では主に机に向かっての勉強ばっかりで、あまり発音の練習、話す練習っていうのをしなかった記憶があります。なぜこの2つがとくに大事かというと、正しい発音で単語ひとつひとつを覚えているとすると、相手により自分の言葉が通じやすいということ、また聞き取りの時にも相手が何を言っているのかすぐに分かります。ようするにリスニングにも繋がるワケです。逆に間違った発音で覚えていると、相手に何度も聞きなおされたり、相手の言っていることが聞き取れなかったり。

 ボクたちは日本人なので、どうしても日本人のアクセントは残ってしまうんですけど、それでもボクはトライし続けました。デーブ・スペクターも日本語はとてもうまいけど、やはり外国人のアクセントは残ってしまうのと同じ。仕方ないんですけど、より早く上達するには発音はとても大事なのです。

  それとコミュニケーション。要は友達と遊ぶことです。
 


学校だけの勉強だと、学んだだけで終わり。学んだことを復習する意味で、その日の帰りに友達とPUBに行って、その中で新しく学んだことを使ってみる。友達とコミュニケーションをとっていると「あれ?これは英語でなんて言えばイイんだ!?」って文章が出てこないときがあります。でもそれは帰って家での勉強。そして次の日学校で使う。友達と遊ぶ、コミュニケーションをとるだけでも随分上達速度はあがると思います。

  日本人の学生はみんな、机に向かって問題を解く時はみんなホントに優秀。すごすぎー!なぐらいなんだけど、じゃあそれを口にして話すとなると、頭の中で考えながらなのでスムースに話せる人はだいぶ少ないです。ボクなんかは書くのなんか未だにダメダメですけど、話すのは得意です(笑)。机に向かって勉強より、実際に英語を使って覚えた方なので、同じ言葉でも、しゃべれるのにスペルとか分からないのがあります。

  ヨーロッパ旅行に行ったとき、案外英語が通じなかったのにかなりショックを受けたのを覚えています。「え〜、英語の勉強した意味ねぇ〜」。最初はそう思ったんですが、でもやっぱり英語は世界共通語。中には話せる人はいるもんです。そういう人と旅先で出会って、人種も国籍も違うのにお互いの母国語じゃない言葉で意思疎通をする。そんな小さな喜びを味わった時には本当に嬉しかったです。マジで話せなかったんだから(笑)!

  入国審査も大変でした。インターナショナルバンクアカウントって言って、世界で使える銀行口座を日本で開けるのを知らずに飛んだボクは、ロンドンで口座を開設しようと安易な気持ちだったんですが、学校の先生と違って分かりやすい英語とか使ってくれないの。口座開設のためだけに銀行7回行きました。本当に辛かった(泣)。

  みなさんの中で今後、海外留学やワーキングホリデーを目指している方がいたら、こんなボクの体験談を参考にしてみてください。少しは役立つと思いますよ。それではこのへんで! 長い間ご愛読ありがとうございました。またいつか、みなさんにお目にかかれることを楽しみにしてます。

ちゃお!